スギヤマカーサービスからのお知らせです。
原油価格が上がっていることは前にもお伝えしましたが、いよいよ具体的に国内大手の各タイヤメーカーが値上げ幅を発表をしました。横浜タイヤと東洋タイヤは4月から乗用車用タイヤで7%の値上げをすると、ブリヂストンタイヤは6月から同じく乗用車用タイヤで8%の値上げをするということです。各社とも商用車用タイヤや特殊車両用タイヤは最高15%の値上げだそうです。タイヤの販売方式はその昔値引き合戦が公取に引っかかり(メーカーから何割の値引きで販売して下さいという指示が違法でした)、現在オープン価格販売と言って、メーカーからは標準希望価格(所謂定価)は設定されていなく、メーカ-からはこの金額で出しますから後は販社側で価格を決め小売して下さい方式なんです。実はこの方式は整備業界には慣れていない販売方法だったのので取り入れられるまでにはガタガタしたようです。この業界の従来の販売方法は車両も部品もメーカー希望価格(定価)が設定されていて「どれだけ値引きしてくれんの?」って方式しか無かったので、「はい、これ幾らですからあとは宜しく!」と言われると「なんぼで販売すればいいんかいの~」と決められない状態でしたね。こんな流通方式ですから、タイヤメーカーの値上げは仕入れが上がれば直接お客様に転化されてしまいます。販社で吸収出来る数字ではないので本当に申し訳ありませんがご理解下さい。TVでどなたかが「デフレ状態は好ましくなく早くインフレ状態にしなければならない」と言っていましたが、実際にコーヒーやタイヤなどが具体的に値上がりしてくるとその考えは否定したくなりますね。
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